標高差:948m

2011年03月25日(当時61歳)


日本三百名山に戻る

大分県竹田市久住町
登り:3時間15分(旧道歩き時間を除く)
下り:2時間37分
トータル:6時間07分 (旧道歩き時間を除く)
ウィキペディアから
  北大船山などとともに九重連山の東部に大船山系と呼ばれる山塊をなし、坊ガツルを挟んで西側の久住山、三俣山等からなる久住山系と対峙する。 標高もほぼ同じ久住山と並ぶ九重連山の主要峰であり、九重連山の山開きは久住山と大船山で交互に行われている。 頂上近くには御池、米窪、段原の3つの火口跡があり、このうち御池は円形の火口湖となっている。 また、山腹にはミヤマキリシマの群落が見られ、「大船山のミヤマキリシマ群落」として国の天然記念物に指定されている。
Road Map :大分道を大分ICで下りて竹田市に入る。 登山口は沢山あるが、今回は有氏の登山口に向かう。
Route Map:有氏からの林道途中に車を停めて、入山公墓への道から登り、東稜尾根から下山する。
大船山 東 稜 黒岳分岐 黒岳分岐 登山口 駐車地
9:40 10:20 10:40 11:33 12:03 12:27
日本三百名山』 手術が必要な程の大ケガをしてしまった。
肘の怪我
  立木に突いた瞬間は激痛が走ったが、絆創膏を張ってからは痛みもなく、普通に下山していたが、W・Bの中がグチョグチョする様になり、袖を巻くってみるとW・Bの中は
血だらけだった。 タオルで止血するが、出血は一向に止まらない。
久住町の大久保病院へ
  幸い大きな外科病院があった。 全身血まみれの我が姿を見て看護婦4人が大騒ぎ、
大した怪我ではないのだが、見た目から丁重に扱ってくれた。 念の為、レントゲンを
取ってから筋肉を3針、皮膚を3針縫合。 腫れが酷いのでドレンパイプを付けたとお医者さんが行っていた。 しばらく通院が必要となった。 健康保険書の写しを忘れて来た
ので、自宅に電話してFaxで病院に送って貰う。
長湯温泉でもう一泊
  今日は金曜日、予定の鶴見岳を中止して家に帰れば土曜の午前中に医者に行き、ドレンパイプを抜いて貰うことが出来るが、ながゆ温泉でもう一泊して大久保病院でドレンパイプを抜いて貰うことにした。 そうなると温泉に入れない、酒は呑めない身なので暇でしょうがない。 ながゆ近辺を車で散策すると以外なものが見付かった。
駐車地 登山口 黒岳分岐 黒岳分岐 岳麓寺分岐 展望岩 大船山
7:00 7:07 7:34 7:51 8:11 9:34 10:15

前日、道の駅”ながゆ温泉”に向かう途中にスカイパークあざみ台から
みた見た”九重連山”。 毎日、午後からが天気が良い。

297〕大船山 (1,786m)
たいせんざん
空スペースに車を停めて7時丁度に歩き始める。
雪がパラパラと降ってきて気温は0℃と寒かった。
有氏からの林道を上り詰めていくと大きな落石で道が塞がれていた。
無理をすれば左端を通り抜けれそうだが、ボディを擦るのも嫌なので
駐車スペースのある所まで引き返すことにした。
しっかりした道を小さくジグを切りながら登って行く。
落石地点を通り過ぎて、林道を歩くこと7分で登山口に着いた。
登山口には ”大船山”への表示が無く、この後も ”黒岳”又は
”風穴”の表示が出てくるのみ。 この道で良いのか一寸不安。
登山道から行き成りコンクリート道に出た。
ここがコンクリート道の終点の様だ。 何の為の何の道なのか
一切判らないが、山歩きに来たのに嫌な雰囲気だ。
分岐には道標が立てられているが、”大船山”への表示が無く、
しかも判らぬ地名ばかりで戸惑ってしまう。
”風穴”方向でないのだけは確かである。
ここまで小さな分岐は2ヶ所あったが、大きな分岐に着いた。
”大船山”の表示もあり、ちっとは安心して進めた。
コンクリート道は長く続いている。 どこまで続いているのか
確認したくなる。 冷たい吹雪になってきた。 カッパを持って来て
いないのでリタイヤしようかと思った程の吹雪だった。
展望岩があった。 ここまで2時間34分。
大展望の様だが、ガスが掛かり薄っすらと景色が見えているのみ。
登山道は穏やかに登り続けていた。
岩峰も見られる様になり、登山道はフラットな道を進む。
山頂に近付くとフラットな道となり ”ミヤマキリシマ”群生地となる。
6月初句には一帯が ”ミヤマキリシマ”の花で赤く染まるのだろう。
ガスの中に薄っすらと見えて来たのが ”大船山”の山頂。
”ミヤマキリシマ”が道を覆っているので歩き難い。
3時間15分にて ”大船山”(1,786m)に着く。
立っていられない程の強風に気温は−3℃、
寒くてガスで何も見えないので早く下山したい。
下山しようとすると、ガスが一瞬切れてくれた。
風が強いので直ぐにガスってしまうのだが、ガス切れのチャンスがあるのなら
山頂で少し待機してみようと思った。 ガスが切れて山頂標識も綺麗に見えた。
一瞬見えた ”久住山”(1,787m)であるが、山頂までは見せてくれなかった。
眼下の ”坊ガツル”はなんとか見えていた。
山頂直下の ”御池”周辺は霧氷樹林となっていた。
お陽さんが当たればもっと綺麗になると思うのだが・・・
幸いガスが一瞬切れて、陽が差した ”米窪”。
見れただけでもラッキーだと思う。
この悪天候で山頂に長く居るのも心細いので15分程ガス切れ待ちして下山する。
下山路は ”御池”を半周して行く。
”東稜尾根”への分岐で下山道をどうしょうか悩むが、
同じ道を引き返すのは面白くないので ”東稜尾根”から
下山することにした。
積雪で登山道が不明嶺だが、白テープのマーキングが
3m置きにあり、この白テープを追って下山する。
薄いガスの中ではあるが、”黒岳”周辺の山並みが見え出した。
激下り部が済むとアイゼンを外すが、後はこれが邪魔になる。
ヤセ尾根のきつい下りとなった。 立木頼りに一旦は
下り掛けたが、薄雪の下にアイスバーンが隠れており、
安全の為、アイゼンを付けることにした。
天気はどんどん良くなってきた。 毎日このパターンなので、
一番天気の悪い時間帯に登っている様な気がする。
もやで見通しの悪いのは相変わらずであるが
濃いガスはなくなり麓まで良く見える様になって来た。
”今水”分岐に着く。 無意識に ”今水”側に進むが、
果たして車に戻れるのだろうかと心配になり引き換えして、
岳麓寺側へ下山することにした。
再度、”今水”の分岐に出た。 その前の分岐では ”今水”側に
そのまま進んでいれば良かったのだ。 遠回りをしてしまった。
アクシデント
  傾斜の緩い所で転んで右肘を立木で突いてしまう。 あの滑り易い火山灰黒土で滑ったのだ。
肘には立木で突かれた穴が開いていたので絆創膏をペケポンに張って歩き続けるが・・・
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多良岳 雲仙岳 背振山 英彦山 湧蓋山 大船山 鶴見岳
2011年度の九州の山遠征
ケガをしたので長湯温泉界隈を暇潰しで散策する
下山後に見た ”大船山”と ”黒岳”。 すっかり良い天気になってしまった。
ここ3日程は毎日が午後から晴れるパターンだったので遅めの登頂としたが、
一番の荒天時に山頂に立つことになってしまった。
こうして眺めてみると、のっぺりとした ”大船山”より ”黒岳”の方に魅力を感じた。
観光パンフレットを見ると ”SPA直入”が近くにあることが判り、一度は行ってみたいと
思っていたので早速、車を走らせる。 全長1.4kmのクローズドコースは大きなレースは
出来ないが、コントロールタワーもあり、立派なサーキットだった。 友達がここの関連施設で
工場長をやっていたので、九重山系がこんなに近いのであればもっと早く来るんだった。
こちらの町営温泉の ”長生湯”は入浴料200円也。
入口は同じ回転バー方式となっていた。
町営温泉 ”天満湯”は入浴料100円也。 自販機の様なボックスに
お金を入れると遊園地によくある回転バーが1/4回転する仕組み。
どうも今日は休業の様だった。
怪我がなければ入浴する予定だった
ラムネ温泉”500円也。
ガニ湯本舗 ”天風庵”の格式高い建屋。
入浴料金は聞いていないが多分500円だと思う。
駐車場には2泊もお世話にになった道の駅 ”ながゆ温泉”には
レンタルサイクルもあり、じっくりと温泉を楽しむには良い所だった。
”大船山”を下山した時、ここのトイレでジャンパーを脱ぐと袖に
溜まっていた大量の出血があふれ出てトイレの洗面台が血で
真っ赤に染まり、慌てて洗面台の大掃除をする羽目になった。
河原の中にある無料温泉 ”かに湯”は周囲から丸見えでここに入る勇気は湧かない。
お湯はちょっと低めであったが、入れなくは無さそう。
夏には子供が水着で遊んでいそうな所だった。
長嶋温泉を散策する
2024年7月27日改定